\ Amazon日替わりタイムセール /対象商品をみる

【Shokz OpenRun Proレビュー】バッテリーが尽きるまでつけ続けられる装着感

2022年9月にこのブログも一助になってWEB広告代理店に転職をしたんだけど、そこではほとんどの上司がShokzの骨伝導イヤホンを使っていた。

骨伝導イヤホンの存在自体は知っていたものの「くっそ音質の悪いジョギング用途のデバイスでしょ?」くらいの認識しかなかった。が、上司たちは便利そうに使っている姿を俺に見せつけてくる。

こんな間近で便利そうなものを見せつけられたら買わずにはいられないのがガジェオタのさが。使用率から察するにWEBミーティングに使えるのは間違いなさそうだし、郷に入っては郷に従え、朱に交われば赤くなる。

ということで、何事も形から入る俺は、性能・価格ともに骨伝導業界最高のShokz OpenRun Proを購入した。

結論からいうと、難点はあるもののWEBミーティングでの使い心地はかなり良いし、ながら聴き性能が最高すぎて通勤時以外の時間はずーっとShokz OpenRun Proを頭に装着する生活になってしまった。おかげで今まで使っていたAirPods Proの出番は9割減

なぜ、ここまでShokz OpenRun Proを気に入ったのかレビューしていく。

Shokz OpenRun Pro
総合評価
( 5 )
メリット
  • 耳を塞がない「ながら聴き」が便利
  • 12時間装着していられる装着感
  • 100回以上のMTGで指摘ゼロのマイク性能
  • 外でも余裕で使える最大音量
  • マルチポイント対応
デメリット
  • 骨伝導ゆえに音質は良くない
  • 音量60%以上から音漏れに注意
  • マグネットケーブルは一長一短
  • MTGアプリは初期設定必須
Shokz(ショックス)
¥23,880 (2024/03/01 14:23時点 | Amazon調べ)
目次(クリックでジャンプ)

Shokz OpenRun Proのスペック

Shokz OpenRun Proは、2011年から骨伝導イヤホン専業でやってきたShokzのフラッグシップモデル。従来機よりも低音再生が向上しているなど進化をうたっており、骨伝導イヤホンのメイン価格帯が1〜2万円くらいなのに対して、OpenRun Proは定価23,880円とかなり強気な設定になっている。価格からハイエンド機としての自信を感じる。

というわけで、まずはShokz OpenRun Proスペックを見ていくが、ハッキリ言ってカタログスペック上は大した差がない。なお、比較対象は同じShokzが出しているエントリーモデルのOpenMoveと以前酷評レビューをしたオーディオテクニカ ATH-CC500BTの2機種とした。

商品名
Shokz OpenRun Pro
Shokz OpenMove
オーディオテクニカ ATH-CC500BT
カラーブラック
ブルー
ベージュ
ピンク
ブラック
ブルー
ホワイト
ピンク
ブラック
ベージュ
タイプ骨伝導骨伝導軟骨伝導
重量29g29g35g
バッテリー10時間6時間音楽再生:20時間
通話:10時間
急速充電対応
(5分充電=1.5時間使用)
なし対応
(10分充電=2時間使用)
マルチポイント対応対応対応
装着検知なしなしなし
充電端子専用マグネットケーブルUSB-CUSB-C
防水IP55
強めの雨
IP55
強めの雨
IPX4
汗、弱い雨程度
対応コーデックSBCSBCaptX
AAC
SBC
特色低音強め
装着感がいい
エントリー機骨伝導の中では1番の良い音質
装着感が悪い
amazonの星
(小数点は二捨三入)

(4.5 / 5)

(4.3 / 5)

(3.6 / 5)
定価(税込)23,880円11,800円17,600円
販売サイト Amazon
楽天
Yahoo
Amazon
楽天
Yahoo
Amazon
楽天
Yahoo

Shokz OpenRun Proは、強めの雨も耐えられる防水性能・接続先変更が不要で便利なマルチポイント・急速充電対応などなど基礎的な使いやすさは必要十分。また、比較対象のATH-CC500BTは規格外のロングライフバッテリーなのでOpenRun Proの10時間バッテリーがかすんで見えるけど、6〜8時間のバッテリー持ちが多い骨伝導イヤホンの中ではかなりいい部類。

ただ前置きもしたんだけど、スペック表の差は微々たるもので一見どれを選んでも大差ないように見える。が、骨伝導イヤホンは実際に使ってみてるとその差が顕著。3機種とも実際に使ってみたけど、俺的にはOpenRun Proが一番使い心地が良かった

そのあたりの「スペックでわからない部分」はこの先しっかり解説していく。

⬆目次へ戻る

Shokz OpenRun Proの外観

Shokz OpenRun Proは、2011年から骨伝導イヤホン専業メーカーのShokz(旧After Shokz)が販売するフラッグシップモデル。まずは外観から見ていく。

外箱はこんな感じ。スポーツをしているっぽい男性の画像で、アクティビティ色が強パッケージ。実際使ってみるとアクティビティはもちろん、ビジネス用途でもめちゃくちゃ重宝する。

付属のケース。競合製品だとソフトタイプのケースが多い中で、OpenRun Proはハードケースを採用している。ハードケースだと何も気にせず雑にカバン放り込めるのがいい。

ケースを開けるとスッポリと本体を収納できるようになっている。ハードケースはかさ張りがちだけど、必要最低限の大きさに収まるようコンパクトに設計されておりサイズは気にならない。

OpenRun Proの本体はこんな感じ。先端部分の長方形のパーツは「振動子」というもので、もみあげ付近に当たるように装着する。

正面向かって右にはボタンが設置されており、再生/一時停止・曲送り/曲戻し・Siri/Googleアシスタントの起動ができる。

ネックバンド側面にはボタンなどはなく、できるだけ細く・小さく作られており装着感は良好

OpenRun Proを右から見たところ。一見何もないように見えるが、「Shokz」とロゴが入っているところの下側にボタンと充電端子が付いている。

ひっくり返すとこんな感じ。ボタンが付いており音量上げ・下げと音量ボタン長押しで電源ボタンとして使える。ボタンが大きいので手探りでも押しやすいし、走りながらでも押せる。

充電は専用のマグネットケーブルを接続して行う。ケーブルが増えるのが難点だけど、パチっとつけるだけなのがラクではある。

ネックバンドはわりと余裕がとられており、マッチョでも装着できるレベル。女性や男性でも小顔と自認している人はネックバンドが短めのShokz OpenRun Pro Miniの方がオススメ。

もみあげ部分に当てる振動子をズームするとこんな感じ。全体的に角がない丸みのある形状で、もみあげに当てても痛くならない。

これは外箱と公式サイトで使われている男性モデルのスポーツ用途での装着例。名前もOpen“Run” Proというだけあって、コンセプトどおりの使い方は抜群にいいんだけど、俺のようにビジネス用途で使うにもめちゃくちゃ重宝する。

ビジネスシーンで使うのに具体的に何がいいかはこの後メリットを語っていく。

Shokz(ショックス)
¥23,880 (2024/03/01 14:23時点 | Amazon調べ)

⬆目次へ戻る

Shokz OpenRun Proのメリット

Shokz OpenRun Proは、2011年に創業して骨伝導イヤホン専業で作り続けてきたShokz社のフラッグシップモデル。その分お値段は約24,000円と高価なものの、社の威信を込めた製品だけあって基礎スペックはもちろん、実際の使い心地も最高にいい。

そんなShokz OpenRun Proを使っていて感じるメリットは以下のとおり。

ながら聴きは当たり前だとして俺はビジネス用途で使いたかったので、とくに重視したのが装着感とマイク音質。この2点はOpenRun Proを買ってマジで正解だったし、購入前には考えもしなかったけど最大音量が大きいのもMTG相手やコンテンツの音量に関わらず聞き取れるので満足している。

ということでそれぞれのメリットについて、具体的に解説していく。

耳をふさがないので「ながら聴き」が色々なシーンで役立つ

Shokz OpenRun Proで感動するのが「ながら聴き」体験がいままで使ってきたデバイスの中でも最高なこと。

俺はいままでブログで紹介しているものでも、ヒアラブル専用機のSONY LinkBudsや同じ骨伝導イヤホンのオーディオテクニカ ATH-CC500BT、太古にはSONY Xperia EARという片耳デバイスも試したことがある。

が、どれをとっても実質的にイヤホンと変わらなかったり、装着感に難点があったりと使い心地は微妙だったんだ。でも、Shokz OpenRun Proはマジで何かをしながら音を聞くことができる

というのも、OpenRun Proはもみあげに当てた“振動子”と呼ばれるパーツで骨を振動させ、鼓膜を経由せずに“蝸牛”という音を感じ取る器官にダイレクトに作用する。つまり、耳はガラ空きになるため外の音が入ってきやすいんだ。色々なシーンで役に立つんだけど、以下のようなケースが代表的。

ながら聴きが役立つシーン
  • 人に話かけられてもいいように気を遣いつつ仕事中のBGM再生
  • 料理をしながら火加減・炒め具合を音で確認できる
  • 子供が泣いたりしても気がつく

こんな感じで音楽や音声コンテンツを楽しみつつも、優先されるべきタスクにも注意を払えるのがいい。実際に俺の場合、平日はMTG用ヘッドセット兼BGM再生機として使っているけど、耳がふさがれていないデザインなので「話しかけるな感」が薄く常時装着できる。

ただし、再生時の音量には注意が必要。いくら音楽を聴きながら話し声が聞こえやすいといっても、あくまで音の伝達経路が“鼓膜”か“骨”かの違いしかない。音として知覚している以上、音量を大きくし過ぎると普通のイヤホンと同じように何を言っているのか聞こえなくなってしまう。

イメージは普通のイヤホンより少し大きい音でも聴けますよという感じだ。

⬆目次へ戻る

12時間のハードワークでもずっとつけていられる装着感

俺は仕事+休憩の計9時間、ずーっとShokz OpenRun Proを装着しているのがデフォルトになっている。でも、驚くことに多少の違和感はあれど、外したいほど耳が痛くなったことがない。

人によっては合う・合わないはもちろんあるだろうけど、俺にとってOpenRun Proの装着感は最高

この装着感のよさはおそらく、OpenRun Proの振動子・バッテリーボックス・ワイヤーどれをとっても「小さく・細く」作られているから。俺が以前こき下ろした軟骨伝導イヤホン、オーディオテクニカ ATH-CC500BTと比較するとよくわかる。

これは振動子のアップ画像で、左がATH-CC500BTで右がOpenRun Pro。両者を見比べるとATH-CC500BTの方が一回り大きい。

同じくATH-CC500BT(左)とOpenRun Pro(右)の振動子の厚みを比較した画像。厚みでいうと、OpenRun Proの方が半分くらいの薄さになっている。 

バッテリーボックスの大きさやワイヤーの太さも圧倒的にOpenRun Proの方がスリム。しかも、OpenRun Proのバンドは柔らかい素材でできており、ホールド感を損なわない程度に優しく頭にフィットする。

ながら聴きデバイスは連続で装着できてなんぼなので、Shokzの装着感を重視した方針はマジでありがたい。

とはいえ「装着感を忘れる付け心地」とかいうレベルではないのは注意してほしい。しっかりとした装着感はあるけど気にはならない、例えるとメガネとかサングラスをかけている感覚に近い。

マイク性能は良好で100回以上のオンラインMTGで指摘ゼロ

俺のようにShokzをビジネス用途で検討している場合に気になるのが、オンラインミーティングでの音質の良さ。自分で聞く再生音質はもちろん大事だが、ビジネスは相手ありき。マイク音質がクソなら仕事では使えない。

そうなってくると悩むのが、OpenRun Proとビジネス専用モデルのOpenCommどちらを買うか問題。「OpenCommの口元へ伸びる長いマイクの方が音質良さそう……だけど、フラッグシップのOpenRun Proの方が音質は良さそうだし、マイクもなくてスマート……でもマイク音質が微妙だったらどうしよう」とか考えはじめてしまう。

が、結論からいうとオンラインミーティングで使うレベルならマイク音質に大差ないので好きな方でいい。

OpenCommをオススメするのは車に乗りながら使うとか、外で使うなど周りの音がそれなりにうるさいシーンで使う場合。そういう時はマイクが口元から遠いOpenRun Proは不利となる。

もちろん、厳密に言えば静かなところでもOpenCommの方がキレイな音をしている。でもその差はごくわずかで、YouTubeに上がっているマイク音質テストを聞き比べてわかる程度。俺にはOpenRun ProかOpenCommどちらかの音声をひとつだけ出されても聞き分ける自信がない。

実際に購入してから早3ヶ月経ち100以上のオンラインミーティングをOpenRun Proと共にしてきたけど、「声が聞こえにくい」と言われたことは今のところゼロ。

85点の音質を90点、95点にしたいのであればOpenCommにした方がいいけど、日常使いを考えるとマイクが伸びていないOpenRun Proの方が個人的にはオススメできる。

⬆目次へ戻る

最大音量が大きく余裕があり外でも使える

骨伝導イヤホン選びで見落としがちだけどめちゃくちゃ大事なのが、最大音量をどれくらい大きくできるか。というのも、これが小さいと、WEBミーティングで相手のマイク音が小さくても音を上げられなかったり、コンビニに行くのにちょっと車どおりがある道とかを通る時にYouTubeなんかは音量MAXでも何をいっているのかわからなくなってしまうことがある。

実際、世界初の軟骨伝導イヤホン、オーディオテクニカ ATH-CC500BTを購入した時は、最大音量が小さく外で全然音が聞こえない経験をした。

その点、Shokz OpenRun Proの最大音量はかなり大きいので安心。コンビニに行く程度は問題ないし、多少ザワついたオフィスでも問題なく使える。逆に使えないのは第一京浜や環状8号線などの幹線道路沿いレベルでうるさいところくらい。

OpenRun Proのおかげで「まだ音量を上げられる」という余力が生む安心感が、骨伝導においてどれほど大事か学んだ。今のところ幹線道路沿いで通話をするタイミングもなかったので不満はない。これからもよろしく頼む。

マルチポイント対応でスマホとパソコンをシームレスに行き来できる

Shokz OpenRun Proをビジネスシーンで利用するのにめちゃくちゃ便利なのがマルチポイントに対応していること。というか、ビジネスの場合はこれがないと始まらないレベル。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは2台のデバイスに「同時接続」できる機能。

デバイスAと接続中にデバイスBで音楽再生したい時は、デバイスBの再生ボタンを押すと接続先が自動で変わる。また、デバイスAで音楽再生中に、デバイスBに着信があった場合も接続先が自動でデバイスBに変わる。

この機能がないと、いちいちペアリング解除→接続の手順を行う必要があり面倒になる。

俺はスマホとノートパソコンを同時接続する設定にしているので、パソコンでBGM再生中やオンラインMTG終了後にお客さんからスマホに着信があってもOpenRun Proを耳から外したり・接続先を変えることなくそのまま応答可能。もちろんスマホで通話が終われば自動でパソコンに接続が切り替わって、BGMの続きが再生される。

こうやって文章にすると大したことないように見えるけど、一度でも手間なく・シームレスに接続先が変わる便利さに慣れてしまうともう戻れなくなる。

Shokz(ショックス)
¥23,880 (2024/03/01 14:23時点 | Amazon調べ)

⬆目次へ戻る

Shokz OpenRun Proのデメリット

ここまで大絶賛してきたShokz OpenRun Proは間違いなく骨伝導イヤホン界最高峰だし、最強だと俺は自信を持って言える。が、そんなOpenRun Proにもデメリットはある。これはガジェットの常なんだけど「完璧」というのはそうそうないんだ。

実際にOpenRun Proを使って気になったのは以下のとおり。

音質や音漏れは骨伝導イヤホンの性質上、致し方ないところがあるのは100も承知しているけど、実際に使っていて気になってしまうのは事実。この気持ちに嘘はつけない。

というわけで個人的に思ったデメリットを語っていく。なお、骨伝導イヤホンをはじめて買う人は音質についてはマジで覚悟しておいてほしい。

普通のイヤホンと比べると骨伝導ゆえに音質は良くない

Shokz OpenRun Proの公式ページを見ると「ハイエンドモデル」「迫力の低音」「奥行きのある低音」とかなんだか高音質なのかなと期待させる文言が並んでいるし、他人のレビューを見ても音質は高評価の嵐なんだけど、音質には期待しないでほしい。これらはマーケターや広告代理店、アフィリエイトで小銭稼ぎ目論もくろむ俺らブロガーが考えた“売るため”の広告テキストでしかない。

俺は小銭稼ぎできなくていいし、OpenRun Proの本質的な良さは別にあると思っているから正直に書きたい。Shokz OpenRun Proの音質は1,000円イヤホンのレベルであると。

骨伝導イヤホンを初めて買おうと思っている人は、AMラジオレベルの音質と聞くとガッカリすると思う。これはOpenRun Proが特別音質が悪いとかではなく、骨伝導イヤホンそのものの構造的に音質が上げにくいことが原因。

そうだとしても業界最高峰のOpenRun Proでさえ普通のイヤホンでいえば1,000円レベルとなれば、華々しい広告テキストが想起させるものと現実は程遠い。

でも質はさておき、低音が強調されていてのはガチ。家電量販店でOpenRun Proを買うときに色々な骨伝導イヤホンを聴き比べたけど、こいつが一番低音が強かった。

しかも普通のイヤホンとまた違った感覚の低音。ちょっと言語化が難しいんだけど、OpenRun Proは振動子がサブウーファーのように揺れるので、低音を耳ではなくライブのように“身体”で聴く感覚がある。

ただし、低音が強いと言ってもあくまで「骨伝導の中では」という話で、以前レビューしたSOUNDPEATS Capsule3 Proのような低音強めチューニングのカナル型イヤホンには全く敵わない。あとサブウーファー的な振動は慣れるまで少しくすぐったさがある。

また、低音ガンガンに聞こえるような音量にすると結構音漏れすることになるのでそこは難点。

ここまで読んで音質に対する期待値ハードルを下げておけば、OpenRun Proを買ってからのギャップは少なく済むので安心して購入していい。

⬆目次へ戻る

音量60%以上から音漏れの注意が必要

骨伝導イヤホンは、骨を通して直接「蝸牛」という器官を振動させることで音楽を聴くことができる。こう聞くと音漏れ皆無で音楽は自分だけが楽しみつつ、外の音も聞こえるように思えるかもしれない。でも、現実はそんなうまくいかない。

骨伝導イヤホンはバッチバチに音漏れする。Shokz OpenRun Proでいうと音量60%くらいで隣の人に聞こえるレベル。

これはShokz OpenRun Proが特別悪いわけではなくて、骨伝導イヤホン自体の特性によるもの。骨伝導イヤホンは、もみあげ部分に当てた「振動子」と呼ばれる部品を振動させて、骨を通して直接蝸牛かぎゅうに音として伝える原理。そして音は空気の振動。縦2cmくらいの「振動子」が本体も共鳴しつつ結構な勢いで振動するとどうなるかは自明である。

屋外でランニングする時に使う分にはあんまり問題ないけど、ジムで使ったり俺のように会社で利用する人は思ったよりも大きい音にできないのは覚悟しておいてほしい。

まぁ、大きな音を出すことと「ながら聴き」は相反するものなので、仕事で使う分にはあまり音量を上げられなくても不便はしていない。大きい音が聴きたけりゃ普通のイヤホンを使えばいい。

便利だけど一長一短な専用マグネット充電ケーブル

Shokz OpenRun Proの充電は専用マグネットケーブルで行う方式となっており、下位機種のOpenMoveや以前レビューしたオーディオテクニカ ATH-CC500BTの単なるUSB-C接続と違って、パチっとケーブルがくっつくのは便利。

だけどこれは裏を返せば専用ケーブルが必要ということになるので、メリットといっていいのかデメリットと言っていいのか非常に悩ましい。ぶっちゃけどちらが便利かは人による。

俺なりにどういう人なら専用マグネットケーブルが向くか、メリット・デメリットをまとめたのが以下。

商品名

Shokz OpenRun Pro

オーディオテクニカ ATH-CC500BT
充電端子専用マグネットケーブルUSB-C
メリットマグネットでパチっと接続がラクケーブル使いまわせる
デメリットケーブルが1本増える
根本がUSB-Aのみ
充電のたびに防水キャップのつけ外しが面倒
向いている人自宅や会社など決まった場所での使用・充電が多い外出先での使用・充電が多い

OpenRun Proの専用ケーブルは先端に埋め込まれた磁石によって、充電端子同士近づけるだけでパチっと接続することができるのがいい。普通にケーブルを差し込むのと0.5秒くらいしか変わらないけど、体験としては秒数以上のラクさを感じる。

が、外で使うことが多い人にとってはケーブル1本分の管理が増えて面倒だし、いまどき根本がUSB-Aなのは逆に対応充電器が少なくて不便する。かといって、多くの骨伝導イヤホンが採用しているUSB-C接続も、充電のたびにいちいちキャップを取り外す不便さがありマジで一長一短。

俺はShokz OpenRun Proを会社でしか充電をしないので、専用マグネットケーブルで良かったと思っているけど、色々なところに持ち運ぶ予定が多い人は注意してほしい。

ミーティングアプリと相性が悪く、初期設定が必要

Shokz OpenRun Proは公式ホームページを見るとアクティビティ関係の画像ばかりだけど、この記事を読んでいる人の中にはビジネスシーンで使うために検討している人もいると思う。かくいう俺も日々のオンラインミーティングを少しでもラクにしたくて買ったクチで、むしろ運動習慣はゼロ。

そんな俺がOpenRun Proを買って、マイク品質も問題なくオンラインMTGでも大助かりでめっちゃ気に入っているんだけど、ほとんどのミーティングアプリと相性が悪くファーストインプレッションは最悪だった。

というのもPC側の設定を何もせずにOpenRun Proを使うと、30秒に一度ビープ音(警告音)が流れてミーティングどころじゃなくなるんだ。全てのPCで起きるわけではないようだが、MacBookの俺は残念ながらハズレ環境だったらしい。

原因はOpenRun Proに「ミュート警告機能」がついているため。これは一定時間ミュートになっているのにそのまま話続けてしまうのを防止する機能なんだけど、自分の意思でミュートにした時も発動してしまう。会議で発言しないものに存在価値はないという欧米的な思想を強く感じる。

が、ちゃんと解決策はある。それはオンラインミーティングアプリの「自動音量調整機能」を切ること。

一手間かかるものの設定画面からすぐにOFFにできるし、はじめの一回設定するだけなのでそこまで苦ではないし、何よりOFFにしても弊害がほぼない。

これを知らないと購入後にマジで焦ることになるので、Shokz OpenRun Proが手元に届くまで覚えておいてほしい。

Shokz(ショックス)
¥23,880 (2024/03/01 14:23時点 | Amazon調べ)

⬆目次へ戻る

まとめ:価格は高いが性能はピカイチ、全ビジネスマンにおすすめ

ここまでShokz OpenRun Proのメリット・デメリットを見てきた。改めてまとめると以下のとおり。

メリット
デメリット
  • 耳を塞がない「ながら聴き」が便利
  • 12時間装着していられる装着感
  • 100回以上のMTGで指摘ゼロのマイク性能
  • 外でも余裕で使える最大音量
  • マルチポイント対応
  • 骨伝導ゆえに音質は良くない
  • 音量60%以上から音漏れに注意
  • マグネットケーブルは一長一短
  • MTGアプリは初期設定必須

骨伝導イヤホン特有のデメリットなので仕方ないものの、値段のわりに通常のイヤホンより音質が良くなかったり音漏れが激しいので、初めて使う人にオススメしにくいというのは正直ある。

でもShokz OpenRun Proは骨伝導イヤホン世界No.1であるShokzのフラッグシップモデルなだけあり、性能はトップクラスの出来栄え。装着感・マイク音質・最大音量のどれかが欠けている製品も多い中で、どれを取っても最高水準で不満はないし、音質も骨伝導イヤホンの中では間違いなくいい。

公式サイトではアクティビティ色が全面に出ているがビジネスにも強い。実際に俺はビジネス目的で購入したが、電話やオンラインミーティングでお互いの声が聞きにくいとか一切ないし、装着感がよく一日中つけていられるのでマジで重宝している

もし購入を迷っていて、ハンズフリーでの電話・耳をふさがずに自分だけのBGMを再生・オンラインMTGをラクにするなど仕事の時間を少しでも快適に変えたいと思っているならShokz OpenRun Proは「買い」だ。その期待には十分こたえてくれる。

Shokz(ショックス)
¥23,880 (2024/03/01 14:23時点 | Amazon調べ)

コメントはお気軽に!(※名前・メールは任意です)

コメントする

目次(クリックでジャンプ)