【Ouraring 3レビュー】指輪なのに医療機器並みの睡眠トラッキング精度。価格は3万円

俺は自分の睡眠やアクティブトラッキング記録を見てニヤニヤするタイプのオタク。
もちろん、記録オタクの俺は睡眠トラッキングをしたいがためにApple Watchを腕につけて寝る。が、腕に巻いたApple Watchが気になってなかなか寝付けなかったり、ようやく寝られても睡眠の質が悪くなってしまったりしていた。

健康のために睡眠状態を把握しようとして、結果的に睡眠の質が悪くなっているようでは本末転倒。加害者と被害者が同居しているマジでワケのわからない状態だった。

そんな俺を救ったのが、スマートリングのOuraring 3。指輪型の付け心地の良さに加えて睡眠トラッキング精度が抜群に良いのが特徴。

このレビューでは届いて1か月のOuraring 3をレビューしつつ、11か月使用してきたOuraring 2の感想も交えて書いていく。

良いところ
気になるところ
  • 4~7gの超軽量指輪型ボディ
  • 医療機器レベルの睡眠検出精度
  • 日中・睡眠中と1日を通してトラッキング
  • 自分のコンディションを数値で可視化
  • 丸5日持つバッテリー
  • 指輪としてはゴツい
  • 通知確認は一切できない
  • 約33,000円と高額な価格
  • フル版アプリは6ドル/月のサブスク
  • Appleヘルスケアとの連携が弱い
目次(クリックでジャンプ)

Ouraring 3の特徴

Ouraring 3とOuraring 2の外観

Ouraringは、スウェーデン生まれの指輪型のアクティブトラッカー。アクティブトラッカー業界では唯一の指輪型=スマートリングとなっている。
そんなOuraringの特徴は以下のとおり。

良いところ
気になるところ
  • 4~7gの超軽量ボディ
  • 医療機器レベルの睡眠検出精度
  • 日中・睡眠中と1日を通してトラッキング
  • 自分のコンディションを数値で可視化
  • 丸5日持つバッテリー
  • 指輪としてはゴツい部類
  • 通知確認は一切できない
  • 約33,000円と高額な価格
  • フル版アプリは6ドル/月のサブスク
  • Appleヘルスケアとの連携が弱い

時間も通知も確認できないデバイスに約3万円は高いと思うかもしれないが、Ouraringの良いところは高精度の睡眠・アクティブトラッキング計測が指につけているだけでできること。

Ouraringは、腕時計型のデバイスのように重さを感じるようなこともなく、つけていて邪魔にならないから自然と生活に馴馴染む。そして、丸5日は持つバッテリーのおかげで、つけっぱなしにしていれば勝手に記録を取ってくれるのも嬉しい。

Ouraringは、1日をとおして装着することで真価を発揮するので、指輪をつけてもOKな仕事の人にとくにオススメしたい。といっても、夜寝るときにだけOuraringをつけて睡眠計測として使うこともできるので、睡眠計測ガチ勢にも十分オススメできる。

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Ouraring 3のスペック

Ouraring 3の外観

Ouraringは指輪の大きさにさまざまなセンサーを埋め込み、昼も夜も一通りの計測は全てできてしまうのが特徴。
そんなOuraring 3のスペック表は以下のとおり。なお、比較対象として前世代のOuraring 2とApple Watch 7も記載した。俺のようにApple Watchを持っているけど、Ouraringも気なるという人も参考にしてほしい。

商品名


Ouraring 3



Ouraring 2



Apple Watch 7
形状指輪型指輪型腕時計型
ディスプレイなしなし41 or 45mm
常時点灯
バッテリー約5日約5日約1.5日
重さ4~6g4~7g38.8~51.5g
防水100m防水50m防水50m防水
運動量計ありあり多機能
心拍数計24時間睡眠時のみ24時間
心電図なしなしあり
血中酸素飽和度ありなしあり
睡眠計測精度高い精度高い精度普通
体温測定相対体温相対体温なし
電子マネーなしなしFelica
価格約33,000円3発売により廃盤48,800円〜
販売サイト公式サイトAmazonAmazon
公式サイト

Ouraring 3とOuraring 2の大きな違いは、①日中の心拍数が計測できるかどうかと②血中酸素飽和度が計測できるかの2つ。
この2点はApple Watchであれば計測できるので、Apple Watchも使っているOuraring 2ユーザーは、Ouraring 3に買い換える必要はないというのが俺の結論。
Ouraring 2を単独使用している人であれば、Ouraring 3に買い換える価値はある。

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Ouraring 3の同梱物

Ouraring 3の箱
Ouraring 3の箱を開けたところ

Ouraring 3の化粧箱はシンプル。箱を開くとOuraring 3が専用充電器に収まっている。

Ouraring 3の同梱物
同梱物
  • Ouraring 3本体
  • 専用ワイヤレス充電器(USB-C接続)
  • USB-C to Aケーブル
  • 説明書

同梱物は箱と同様にシンプル、必要最低限のみ入っている。

Ouraring 3を充電しているところ
充電中
Ouraring 3を充電しているところ
満充電

充電は専用のワイヤレス充電器に置いて行い、ランプで充電状況がわかるようになっている。ランプが白く表示されていれば「充電中」、緑になっていれば「充電完了」。

充電が完了したときはスマホアプリでも通知される。

バッテリー残量0%からフル充電までは60~80分程度。Ouraring 3はバッテリーが丸5日持つので充電頻度は少ないが、その分充電を忘れて睡眠記録が全くつけられなかったということが起こるので、毎日お風呂の間に充電するなどルーチン化するのがオススメ。

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Ouraring 3のデザイン

Ouraring 3

Ouraring 3のデザインはウェアラブルガジェットの中では本当に優れている。一見すると完全に単なる指輪にしか見えない。

デザインは1つで、カラーは4色

Ouraring 3で選べるデザインは「ヘリテージ」と呼ばれる指輪のトップがフラットになっているもの1種類のみ。色はシルバー、ブラック、ステルス(ブラックのツヤ消しver.)およびゴールドの4種類から選べる。

俺はOuraring 2でも3でもシルバーを選んだが、シルバーの表面コートはかなりシッカリしておりなかなか傷がつかない。11か月使用したOuraring 2も全然傷が付いておらず、新品の輝きそのまま。ただ、逆に言うと「使い込んでいる感」はでない。

Ouraring 2
11か月使用したOuraring 2「バランス」
Ouraring 3
新品のOuraring 3「 ヘリテージ」

Ouraring 2のときはトップが尖った「バランス」というデザインも選べたものの、Ouraring 3では廃盤となり選択肢は「ヘリテージ」のみ。

一見ガジェットには見えず、勤務先によってはNGかも

Ouraring 3を装着したところ

世のウェアラブルデバイスは、どんな形状にせよ大体のモノが明らかに「ガジェット感」をかもし出している。が、Ouraringはゴツい指輪だとしか認識されず、ウェアラブルデバイスに見られることはない。実際、俺が11か月間使用していても会社や私生活で「ウェアラブルデバイスですか?」と指摘されたことは一度もない。

Ouraring3はできれば1日中装着していたいデバイスだが、勤務先のドレスコードによっては装着できない人も多いであろうデバイス。官公庁系や金融のようなお堅めの業界や対面営業をしている人は、ゴツめの指輪にしか見えないOuraring 3を一日中つけるのは正直厳しいだろう。

俺は内勤サラリーマンで、ドレスコードはスーツ着用のみ。そんな環境の俺でも、上司に「その指輪なに?何のためにつけているの?(圧強め)」と遠回しに外せと言われた。

その時は「Ouraringを日々装着することによって自分のコンディションを客観的に把握し、仕事の強度をコントロールすることによって体調不良等のパフォーマンス低下を未然に防ぐことができる」と屁理屈プレゼンを披露し、なんとか相手を呆れさせ指輪装着の権利を勝ち取った。

Ouraringは一見すると健康管理デバイスに見えないこともあり、ファッション指輪と勘違いされてしまうのは宿命。

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Ouraring3で測定できること

Ouraring 3は指輪サイズながらも、日中・夜間の身体の様々な状態をトラッキングすることができる。トラッキングできる主な項目は以下のとおり。なお、「一応トラッキングできるけど、ちょっと微妙……。」という項目は赤文字にした。

  • 日中測定できること
    • 心拍数
    • 消費カロリー
    • 歩数
    • 時間帯別の活動強度
  • アクティブトラッキング関係
    • アクティブの内容・時間
    • アクティブ中の消費カロリー
    • ランニング等であればルート・歩数・運動強度
  • 睡眠関係
    • 心拍数
    • 睡眠時間
    • 睡眠効率
    • 睡眠の深さ
    • 睡眠中の動き
    • 昼寝検知
    • 呼吸数
    • 相対体温
    • 血中酸素飽和度

ほかにも計測している項目はあるものの、主だったものはこのあたり。Ouraring 3とApple Watch 7でトラッキングできる項目を確認したところ、できることはほぼ同じだった。

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もうちょっと頑張ってほしい項目たち

Ouraring 3アップ

Oura ring 3は、小さなボディなのに多くの項目の計測ができる。が、中には「思っていたのと違う」とか「これはイメージを掴んでもらうために解説したほうがいいな」となる項目があるのも事実。とくに解説するのは以下の項目。

それぞれどのように気になったのか記載するので、購入時のギャップを減らすのに少しでも役立ててほしい。

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日中心拍数の精度とデータの取扱いの2つが不満

Ouraring 3app心拍数
Ouraringの心拍数データ

これはOura ring 3とApple Watchの心拍数を比べたデータ。Oura ring 3の睡眠中の心拍数データは相変わらず素晴らしいものの、日中の心拍数データはApple Watch同様に外れ値が多い。

先述の「嘘みたいにすば抜けた睡眠トラッキング精度 」で力説したとおり、Oura ring=精度高いというデータと実感があった。その印象に引っ張られて「日中の心拍数も高精度で出るだろう!」と期待しまくっていたばかりに、正直ガッカリだった。あのワクワクを返してほしい。

もう一つの不満は、Oura ring 3で一日を通して心拍数を計測していても、Appleヘルスケアアプリには睡眠時の心拍数しか連携されないこと。これはホントに意味がわからない仕様。

データ書き込みの許可画面
データ書き込み優先度の選択画面

iOSは「どの項目をAppleヘルスケアに保存するか」と「保存するとしてどのデバイスのデータを優先させるか」を各ウェアラブルデバイスごとに設定することができる。この設定で「心拍数連携ON」「Ouraアプリを最優先」にしていてもOuraring 3で計測した日中心拍数がOuraアプリ内だけにしか記録されず、Appleヘルスケアには連携されないんだ。

俺は全てのヘルスケアデータを最終的にAppleヘルスケアに集約したいのでこれは困る。仕事のある平日の日中はApple Watchをしているからいいが、帰宅してApple Watchを外した後や週末家に引きこもってダラダラしている時にOuraring 3だけでは、Appleヘルスケアにデータが行き着かないことになる(Ouraアプリには記録されている)。

Ouraring 3を買った一番の理由が、Ouraring 3ひとつで一日分の心拍数データをAppleヘルスケアに連携できるようになると思っていたため、大きな誤算だった。
おそらく、Ouraアプリ側で連携されない設定にしているだけだろうから、早くアップデードで連携できるようにしてほしい。

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歩数にキーボード入力も含まれるけど、Apple Watchよりは少なめに出る

これはOuraring 3が指につけるデバイスである以上避けられないことだけど、Ouraring 3はキーボードを入力しているときの一部を歩数としてカウントする。なので、会社で残業してパソコンのキーボードを叩いていると「今日のアクティビティ目標を達成しました!」とか表示されることがある。

Ouraringの歩数計測結果
Apple Watchの歩数計測結果

Ouraring 3の歩数がキーボードの入力も含むのであればApple Watchよりも歩数が多めに出るかと思ったけど、比較してみたところ全然そんなことはなかった。何日分も見比べて見たけど、常にApple Watchの方が1,000歩くらい多め。

とはいえ、歩数は「一つのデバイスで、毎日計測する」っていうのが大事なので、この程度の誤差は問題ないというのが俺の意見。なお、Ouraringの歩数データをAppleヘルスケア側に連携することはできない。改善してほしい。

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昼寝の検知は気まぐれ

Ouraring 3には、昼寝を検知して睡眠スコアに反映させる機能があるんだけど、検知精度が甘く昼寝をしていても認識されないことが多い。Apple Watchなどの競合アクティブトラッカーも全然検知できない分野なんだけど、医療機器レベルの検出精度を誇るOuraring 3でも同じ結果だったのは残念。

しかも、検知されないだけならまだマシで、変に昼寝検知されたがばっかりに睡眠スコアや就寝時間をグチャグチャに破壊することがあるのがヤバイ。

もしそうなってもアプリで睡眠時間を修正したり、削除したりできれば良かったんだけど、現状は検知された記録を削除したり修正することができない。

俺の場合はキレイな睡眠記録を残すために、もはや昼寝は控えている。昼寝検知には期待してはいけない。

呼吸数計測は1日に1度きり

Ouraring 3は睡眠中の呼吸数を測定できることもウリの一つ。睡眠中はずーっと呼吸数の計測をし続けてくれるのかと勘違いしていたんだけど、計測は1度の睡眠につき1回しかしてくれないのは注意。

呼吸数計測のタイミングを明らかにはしていないが、呼吸数測定の日時データと睡眠グラフを突き合わせるとおおむね3~4回目の深い眠り(ノンレム睡眠)が来たタイミングで計測していた。

1日1回の計測で有意義なデータとなるのかは正直疑問だった。が、2022年の年始早々に新型コロナになって体調が悪くなった時に呼吸数平均が14.8/分→16.9/分に跳ね上がったのをしっかり捉えられているのを見て、1日1回の計測でもそれなりに役立つと思い始めた。

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体温測定は「相対体温」だが意外と使える

Ouraringはアクティブトラッカー界で唯一、体温測定に対応している。といっても、Ouraring 3が計測できるのは「絶対体温」ではなくて「相対体温」。相対体温ってなんだよって感じだけど、Ouraringでは以下のとおり定義付けしている。

絶対体温と相対体温の違い
  • 絶対体温
    • 体温計測をした時の体温が何℃なのかわかる。
      「36.3℃」というように表示される通常の体温計はこっち。
  • 相対体温
    • 直近の平均体温から何℃くらい高い・低いのかがわかる。
      Ouraring 3はこっち。体温が36.3℃というような表示はされず「+0.2℃」というように表示される。

この相対体温、「36.3℃」というように表示されないのは残念だけど、意外と使えるなというのが俺の感想。というのも、相対体温でも十分身体の不調をつかめるからなんだ。

通常時の相対体温
新型コロナ罹患時の相対体温

身体の不調がない時は左の画像のように体表温の表示は一定。発熱があった時は右の画像のようにグラフが大きく上昇するため、「+2.4℃」というような表示であっても異常に十分気がつくことができる。ちなみに、今回の発熱は、新型コロナウィルスによるものだったことが後日わかった。

そして、体調が悪いとアプリ側で判断した時は「休息モード」への切り替えを提案してくれる。

休息モードにするには、何が要因なのかをタグから選ぶだけ。休息モードにすると日々の運動目標が表示されなくなり、日々の運動量を気にせずにゆっくり休むことに専念することができる。

今回の俺の発熱は、急激に体温が上がったから予防的な使い方はできなかったものの、緩やかに体温が上がる場合であれば「最近、体温が少し高いから病院行っておこうかな?」とか「体温が高くて風邪の兆候があるからゆっくり休もう」というように対処することも可能。
あるNBAチームは、この使い方を期待してOuraringを導入をしている。

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嘘みたいにすば抜けた睡眠トラッキング精度

Ouraring 3のセンサー部分アップ

いまどきのアクティビティトラッカーには、たいてい睡眠トラッキング機能はついているものの、その精度はピンキリ。AppleWatchなんかはわりと精度が高いと思うが、Ouraringはそれを超える医療用レベルの精度。

といっても「こんな小さいデバイスのセンサーで医療用レベルなわけねーだろ」と思うだろう。俺もそうだった。
そんな猜疑心を持ちつつ公式HPやネットで情報を探すと、なぜ高精度なのかの理由が出てきたので紹介していく。

医療機器レベルの精度

結論からいうと、Oura ringの一番すごいところは睡眠トラッキング機能は医療機器レベルであること。
複数の研究機関が、医療機器レベルのトラッキング能力があることを示している。

まずは、その研究の1つ、スタンフォード大学の付属研究機関が発表したこのグラフを見てほしい。

このグラフは、Oura ringの睡眠トラッキング結果とPSG=睡眠ポリグラフ検査のトラッキング結果を比較したグラフである。
睡眠ポリグラフ検査の結果を精度100%とした場合、上の図のOura ringは96%の検出精度を誇るのだという。

ŌURA ring had a 96% sensitivity to detect sleep(スタンフォード大学附属研究機関)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28323455/

ちなみに、睡眠ポリグラフ検査(PSG)がどんな検査かというとこんな感じ。

ここまでして測定をする医療機器に、ゴツめの指輪サイズで4%差まで迫るのはいい意味で異常。
ちなみに、フィンランド労働衛生研究所もスタンフォード大と同様に、Ouraringが医療機器と同等の睡眠トラッキング機能を誇るとの見解を出している。

「Oura Ringは、科学的に検証された睡眠ラボの測定に代わる最高の方法と同等のパフォーマンスレベルに達している」と指摘(フィンランド労働衛生研究所)

https://support.ouraring.com/hc/ja/articles/360055999894-Oura-Ring%E3%81%AE%E7%B2%BE%E5%BA%A6

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精度が高いワケ

Oura ringの睡眠トラッキング精度が高い秘訣は、心拍センサーの位置とセンサーの数にある。
公式ホームページの日本語版FAQによると、次のように書かれている。

手のひら側の動脈は、手首にある毛細血管よりも表面に近く、大きくなっているため、より親密で正確な測定が可能です。
Oura Ringは指の両側にLEDが配置されており、最もクリアな信号を拾うことができます。

https://support.ouraring.com/hc/ja/articles/360055999894-Oura-Ring%E3%81%AE%E7%B2%BE%E5%BA%A6

つまり、AppleWatchなどの腕時計型のトラッカーを装着する「手の甲側」の手首よりも、Ouraringのセンサーがついている「手のひら側」指のほうが正確に心拍数を計測できるということ。
このセンサー配置位置が心拍計測に適していることが、高い計測精度に結びついている。

Ouraring 3の心拍数センサー部分

その上、Ouraringの内側には赤丸のところに心拍数センサーが配置されている。この2つのセンサーで、指を挟みこむようにそれぞれ計測を行うことによって、ブレの少ない結果が得られるとのこと。

記録される就寝時間・起床時間は体感とほぼ一致

ここまで、Ouraring 3の睡眠計測精度が高い理由に付いて書いてきたけど、実際に記録されたものを見ても計測精度が高くてホントに驚く。

アラサー独身男性の俺の平日ナイトルーティンは、21時くらいに帰宅して、コンビニ弁当を食べて、風呂に入って、YouTubeやテレビを見ながらダラダラ過ごして1時くらいまでには寝る感じ。そして、朝7時に起きて会社に行く。そんなルーティンをOuraring 3は的確に捉えてくれる。

この日の入眠時間は0:41で、入眠までにかかった時間は9分と記録されていた。大体0:30ころにPixel 6での動画視聴をやめて10分くらいで意識が切れていたので体感と完全一致している。そして、この日は途中起床した記憶はないことと、起床した時間も記録と実態が完全に一致。

この精度の入眠判定をどういうアルゴリズムで実現しているのかマジで謎技術。最初は、Ouraringアプリが入っているスマホを触っている間は起床扱いとして計測精度を高めているのかなとか思ったが、寝る前は2台持ちをしているOuraringアプリの入っていないPixel 6しか触っていない。謎。

ただし、昼寝の検知精度は良くないので、昼寝の記録に期待はしないほうがよい。

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アプリは4つのタブに分かれる

Oura ringには「Oura」という専用アプリがあり、Oura ringで収集された情報は全て専用アプリに集約される。アプリはホームタブの他に以下の4つに分類される。

アプリは基本無料だが、音声セッションや健康に関する教育コンテンツといった機能を開放するには6.99ドル/月のサブスクに加入する必要がある(※購入後6か月は無料で使用できる)。

Oura
Oura
開発元:Oura Health Oy
無料
posted withアプリーチ

このサブスクだが個人的には不要派。というのも、健康記録を見る基本機能は無料で使えるし、そもそも拡張できる機能が微妙だったり日本語化されていなかったりする。

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コンディション

1つ目は「コンディション」タブ。縦のスクロールは長くなるが、情報がどのような体裁で蓄積されるのか余すことなく伝えたいのでノーカットで掲載する。百聞は一見に如かず。

この詳細情報を左右にスワイプすることで、前後の日の記録をすぐ参照できるようになっている。
この日の「コンディションスコア」は71と表示されているが、このスコアはこの後紹介する睡眠アクティビティをかけ合わせて計測される。

スコアが低めに表示される日は身体が少しだるかったりするので、仕事を少し緩めにして身体に負荷をかけ過ぎないように調整をするようにして活用している。

通常時(コンディション71)
新型コロナ罹患時(コンディション34)

左側は通常時の画像でコンディションは71、右側は新型コロナ罹患時のものでコンディションは34だった。右側の画像は、心拍数高め・体温高め・呼吸浅めになっていて明らかに体調が悪いが、これに対応するように約4日に渡ってコンディションのグラフが低くなっている。

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睡眠

次は睡眠タブ。こちらも百聞は一見に如かずということで、縦に長いがスクリーンショットを全て貼る。

睡眠はOuraring 3購入者が一番期待する項目だと思う。睡眠も直近日との比較のグラフの後に概要、スコア、詳細という順番で記載されている。

睡眠スコアについてはかなりシビア。ちょっと夜ふかししたりすると左の画像のように、睡眠スコアに如実に表れる。一方で、休日にしっかり睡眠を取ったときは右の画像のようにしっかり評価してくれる。ダメなものはダメ、良いものは良いとしっかり言ってくれる信頼できるコーチといった感じ。

しかも、Ouraring 3は評定が厳しめだけど、どこが悪かったのかもしっかりフィードバックしてくれる。なので、睡眠スコアを上げるために何に気をつければ良いのかわかりやすいのが良い。

Appleヘルスケアへのデータ出力

Ouraring3で記録した睡眠データは、もちろんAppleヘルスケアにも連携される。Appleヘルスケアは睡眠の深さまでは管理をしていないので、連携できるのは明るく表示されている「睡眠時間」と暗く表示されている「中途覚醒時間」だけ。Appleヘルスケアは長期管理・一元管理用で、日々の記録閲覧はOuraアプリで見るという使い方を俺はしている。

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アクティビティ

このアクティビティタブは、日中の運動量を記録してそれをスコア化してくれる。画像の日の目標運動量は400キロカロリーとなっているが、これはコンディションタブの数値が良ければ高い目標に、悪ければ低い目標に自動で変わる。

Oura ring3には、Apple Watchと同様に長時間座ったままでいると警告をしてくれる機能もある。立ち座りの状況や運動強度をかけ合わせてアクティビティスコアとしても出してくれる。

また、ウォーキングやランニングといったアクティビティを行った場合は、その詳細を記録してくれる機能がある。自分でアクティビティを追加することもできるが、10分以上の運動であれば自動で記録をしてくれる。

これは休みの日に越谷レイクタウンへ行ったときの記録。フードコートで21時ころまで過ごしてそこから寄り道することなく駅に向かって15分歩いた記録なんだけど、これも自動で情報を取得してくれていた。どれくらいの距離を移動したのか、カロリー消費量がどれくらいかもわかる。ちなみに、ルートも自動取得で、後から見返すのが結構面白い。

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最後は、タブの中で俺の使用頻度が最も低い「探索」タブ。これは音声ガイダンスに沿って瞑想・呼吸法・睡眠導入を行うというもの。

使用頻度が低いのは、俺が瞑想などのマインドフルネスに全く興味がないのが一番の理由。だけど、瞑想が好きな人も決してこの機能には期待しないでほしい。というのも、この探索タブ日本語化が全然進んでいないんだ。

タイトルが日本語になっているものは、ナレーションが日本語化されているもの。上の画像画像以上にコンテンツは用意されているものの、日本語化されているのは全体の1/3くらい。呼吸法なんて1つも日本語化されていない状況。

実際に瞑想をすると、その間の心拍数の変化・平均心拍変動や体温の変化を記録してくれる。これらをもとにどれくらい気持ちを落ち着けられたか判断できる仕組み。

俺はマインドフルネスに興味が無いので内容の善し悪しはわからないけど、このコンテンツは全体的にあまり力を入れているようには感じなかった。

自分に合うものがなかったり、いつもの瞑想がある場合は、お題設定がされていない「ガイドなしセッション」を使用するのがよい。これであれば、自分の好きな瞑想や呼吸法を行いつつもOuraring 3を使った計測をすることができる。

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Ouraring3は着けていないとまでは言えないが、良好な装着感

Ouraring 3を装着したところ

Oura ring3はアクティブトラッカーとしてはかなり良好なつけ心地。この点は、腕時計嫌いの俺が自信を持って言える。通常のアクティブトラッカーはApple Watchのような腕時計サイズのものだったり、小さめのものでもXiaomi Mi Smart Bandのような腕に巻くタイプになる。

このタイプのトラッカーは、重量がそれなりにあるせいで腕に異物感があったり、腕との接地面が汗ばんで鬱陶しく感じる人もいると思う。だけど、Ouraring3は指輪サイズということもあってほとんど気にならない。装着感を何よりも優先したい人にはオススメ。ちなみに、俺は通知の確認したいのでApple Watchを外したくても外せず、Ouraring3と一緒に使っている。

それなりに幅と厚みがあるので、モノを持つときに干渉する

Ouraring 3の充電器

そんなつけ心地良好なOuraring3だけど、着けていて気になることも正直ある。それは、モノを持ったときに、その持ったモノと指輪が干渉すること。細めの結婚指輪とかであれば気にならないと思うんだけど、Ouraring3は指輪の幅が太い&厚みがあるので、どうしても干渉しがちになる。

センサーの検出精度を高くするために、Ouraring 3は人差し指に装着することを推奨しているんだけど、人差し指にゴツめの指輪をつけるといろいろ当たるんだなと初めて思った。実際の生活でよく当たるなと思うモノのは以下のとおり。

よく当たるモノ
  • スマホ
  • ボールペン
  • ハサミ
  • コップ
  • 箸・スプーン・フォーク
  • マウス
  • 手すり
  • ドアノブ
  • ノートパソコンを持ち運ぶ時

パッと思いつくのはこれくらい。日常生活で何かを「握る」タイミングでぶつかってるなぁと思うことが多い。とくに鬱陶しく感じるのはボールペンや箸を使いたい時。俺は基本的に、利き手じゃない左手にOuraring3を着けているので問題にはならないが、気分転換で右手にしているタイミングでボールペンを握るときは文字が書きにくいので即座に左手に着け直すようにしている。

手洗いのたびに外すのは面倒

Oura ring3は水深100mまで耐えられる防水設計になっているので、手洗いの時にも外す必要がない。だけど、俺は手を洗うときは毎回Ouraring3を外すようにしている。Ouraring3のようにリング幅が太いデザインの指輪だと指と指輪の間に水が入ると、なかなか乾かずにかなり不愉快になる。

気にならない人はいいのかもしれないが、気になる人はいちいち外す必要があって少し面倒かもしれない。

また、同じくリング幅の太さゆえに、ずっと同じ指に着けていると汗ばんで少し気になることもある。たまに装着位置を少しずらしたり、反対側の指に着けるようにするとよい。

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Ouraring 3購入から到着までは3ステップ

Ouraring 3

Ouraring 3の購入方法は海外公式サイトのみで、値段は本体代299ドル+送料+関税で計33,000円くらい。高額商品を海外サイトで買うのって抵抗がある人もいると思うけど、購入自体はカンタン。流れとしては以下の3つ。

  1. まずは海外公式サイトで決済
  2. サイズキットを試す
  3. サイズが決まったらリングサイズを登録して到着を待つ

俺はOura ring 2とOura ring 3の2台を購入したけど、どちらとも約3週間で手元にOura ring本体が届いた。
この先は、①~③を詳細に解説していく。

STEP
まずは海外公式サイトで決済

まずは、Ouraringの公式サイト(英語サイト)で、購入する本体カラーを選んで決済をする。この段階で選ぶのはあくまでカラーだけで、サイズは後々決定する方式。シルバーとブラックは299ドル、ステルス(ツヤ消しブラック)とゴールドは399ドルとカラーによって値段が違うので注意。

購入金額は商品代金31,080円+関税2,600円=33,680円だった。ただし、購入金額は決済時点での為替や関税によっても上下するので、あくまで参考値と思ってほしい。

なお、注文ページでは、メールアドレス・発送先住所・請求書住所・クレジットカード情報の入力をして最終的な決済となるが、全然難しくないので安心してよい。海外通販に慣れていないと住所の書き方だけ悩むと思うので、そういう方は以下のサイトを参考に入力すればOK。

STEP
サイズキットが送られてくるから「じっくり」試す

ステップ1の決済が完了したタイミングではまだリングサイズが決定していない。決済が完了したら約1週間でサイズキットが送られてくる。ちなみに、発送はDHLでポスト投函。

このサイズキットには、6~13号まで1号刻みでOuraring 3と同サイズの幅・厚みのプラスチック製リングが入っているので自分にあったサイズを探していく。

ここで一番大事なのが人差し指に着けることを前提にサイズを選ぶこと。Ouraringでより正確な結果を得るために、人差し指に装着することを公式でも推奨している。

最適なパフォーマンスと精度を得るため、Ouraリングを人差し指に装着することをお勧めします。 

Ouraリングのサイズを決めるためのヒント

そして、サイズを選ぶときは必ず1日を通してテストリングを装着し続けて決めることが重要。早く本体がほしい一心で、テストリングを数分試してサイズ決定しちゃいたくなる気持ちはめっちゃわかるんだけど、グッと堪えて夜の間も装着して最低1日は試してほしい。

というのも、指輪のサイズも足がムクんだりするのと一緒で、1日の中で最適なサイズが変わることがあるからなんだ。テストリングを試したタイミングでジャストフィットだったとしても、ほかの時間帯に試したらキツかった・緩かったということもあるし、部屋の気温が暖かければ指が太ったり・寒ければ痩せたりすることもある。

購入後長い付き合いになるリングだからこそ、じっくり試すこと!
選び方の詳細は公式サイトのFAQでみっちり書かれているから、迷ったら参考にしてほしい。

STEP
サイズが決まったらリングサイズを登録して到着を待つ

リングサイズが決定したら、Oura ring側に「○号のリングがほしい!」というのを伝えなきゃいけない。これをしないといつまで経ってもOura ringが送られてこないので注意。

ほしいリングサイズを伝えると言ってもやり方はカンタンなので安心してほしい。やり方は、以下の手順。

  1. 注文時に登録したアドレスに「Confirm your Ouraring size」という件名のメールが来るので開く
  2. ①のメール本文に「GET STARTED」というボタンがあるので押す
  3. 自分専用のサイズ選択ページに飛ぶので、ほしいリングサイズをプルダウンから選ぶ

たったこれだけの操作で最終的なサイズ選択は完了する。あとは2週間くらい待っていれば手元にOura ring 3が届く。

本体が届く時の配送は引続きDHLが担当してくれるが、ポスト投函はしてくれず対面での受け渡しになるので注意。また、受け渡しと同時に関税の支払いも必要になるので3,000~4,000円くらい用意しておくこと。

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まとめ:極小ボディに秘めた、異次元レベルの睡眠検知と機能性

Ouraring 3

ここまでOuraring 3の良いところ・悪いところとアプリ全貌をほとんど紹介してきた。

改めてOuraring 3のメリット・デメリットを振り返ると以下のとおり。

良いところ
気になるところ
  • 4~7gの超軽量指輪型ボディ
  • 医療機器レベルの睡眠検出精度
  • 日中・睡眠中と1日を通してトラッキング
  • 自分のコンディションを数値で可視化
  • 丸5日持つバッテリー
  • 指輪としてはゴツい
  • 通知確認は一切できない
  • 約33,000円と高額な価格
  • フル版アプリは6ドル/月のサブスク
  • Appleヘルスケアとの連携が弱い

総評としては、とくに睡眠の検出精度はいい意味で異次元だし、それ以外にも心拍数・体表温・呼吸数・SpO2などよくまぁこのボディサイズによくぞここまでの機能を盛り込んだなという感じ。

Ouraring 3は、せっかく収集したデータをAppleヘルスケアに全ては連携できなかったり、睡眠データの修正ができなかったり、日中心拍数の精度はApple Watch同等だったりと改善点やガッカリポイントも正直あった。

だけど、Apple Watchみたいな腕時計型のデバイスを1日着けるのに耐えられない俺にとって、Ouraring 3は正に革命的なデバイスだった。俺の中ではここ数年で買ったガジェットの中で3本指に入るくらい買ってよかったと思っている。

このレビューが購入の参考になれば嬉しい。

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