1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンでコスパ最強のEarFun Air Pro 3を2023年3月にレビューしてから、早6ヶ月。
EarFunのコスパを超えるイヤホンがまだ出ないので、2023年コスパ王は逃げ切り優勝かと思っていたところに新しいイヤホンが殴り込みをかけてきた。
その名もTranya Nova。ノイズキャンセリング・マルチポイント・ワイヤレス充電に対応、音質もそこそこよく、価格は実売8,000円台とEarFunと真っ向勝負になるコンセプトなんだ。
アメリカ・中国で評価され、満を持して日本に上陸したメーカーの新作なだけあって先行レビューはめちゃくちゃ好評。
こんな超新星を見つけたらレビューをしないわけにはいかない。というわけで「俺にもよこせ、レビューさせろ」とメーカーに連絡したところ、好きにレビューしていいとTranya Novaをくれたので忖度せずにレビューしていく。
メーカーが自信満々だっただけに悔しいが、結論からいうとノイキャン・音質ともレベルが高い上にマルチポイントも爆速切替で使いやすく、この価格帯ならイチバンおすすめできるイヤホンだった。
- 1万円以下でトップクラスの音質
- ノイキャン性能は1世代前のハイエンド並み
- マルチポイントが爆速切替で快適
- うどん型特有の装着感のよさ
- 全部盛りで実売8,000円台と安い
- ケースから本体を出して装着する動線が微妙
- ノイキャン切替でノーマルモードをスキップできない
- タッチ部分の感度が高すぎて誤動作がある
イッセイです。もやっています。お問い合わせは Twitterこちら。
Tranya Novaのスペック
Tranya Novaの販売元の「Tranya」というメーカーを聞いたことない人が多いだろうし、俺もいままで全く知らなかったんだけど、2017年に中国の深圳で創業したイヤホンメーカーなんだ。
深圳といえば世界有数のガジェット企業が集まる都市であり、高コスパでワイヤレスイヤホン業界でブイブイ言わせているSOUNDPEATSやEarFun、いまや世界的なブランドになったあのAnkerも深圳の企業。
そんなコスパの国からの使者、Tranya Novaのスペックがどれほどのものか確認していく。なお比較対象として同郷の士で、同価格帯のEarFun Air Pro 3とSOUNDPEATS Capsule3 Proを用意した。
商品名 | Tranya Nova | EarFun Air Pro 3 | SOUNDPEATS Capsule 3 Pro |
カラー | ●ネイビー | ●ブラック ●オフホワイト ●ネイビー ●ピンク | ●ブラック ●ホワイト ●クリア(透明) |
タイプ | カナル型 | カナル型 | カナル型 |
ドライバー | ダイナミック型×1 (12mm径) | ダイナミック型×1 (11mm径) | ダイナミック型×1 (12mm径) |
音の傾向 | ドンシャリ | ドンシャリ | ドンシャリ |
バッテリー | 9時間 (イヤホン本体) 36時間 (ケース込み) | 7時間 (イヤホン本体) 45時間 (ケース込み) | 8時間 (イヤホン本体) 52時間 (ケース込み) |
重量 | イヤホン片耳:4.6g ケース込み:44g | イヤホン片耳:5.2g ケース込み:52g | イヤホン片耳:4.7g ケース込み:42g |
ノイズキャンセリング | あり | あり | あり |
外音取り込み | あり | あり | あり |
マルチポイント | あり | あり | なし |
装着検知 | なし | なし | なし |
ワイヤレス充電 | あり | あり | なし |
防水 | IPX5 (強めの雨) | IPX5 (強めの雨) | IPX4 (生活防水) |
対応コーデック | LDAC / AAC / SBC | aptX Adaptive LC3 / SBC / AAC | LDAC / AAC / SBC |
低遅延モード | あり | あり | あり |
特色 | ・安くて全部入り ・ノイキャン性能高い ・音質いい | ・安くて全部入り ・低音よりでノリはいいけど 、音質まずまず | ・安い、低音強くて楽しい |
amazonの星 (小数点は二捨三入) | (4.6 / 5) | (4.2 / 5) | (4.5 / 5) |
定価(税込) | 9,880円 | 8,990円 | 8,480円 |
販売サイト |
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楽天 Yahoo クチコミ |
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Tranya Novaをスペック表で見る限りは、マルチポイントやワイヤレス充電に対応しているのでSOUNDPEATS Capsule3 Proとは差別化ができている。
が、EarFun Air Pro 3と比べるとイヤホン単体の再生時間とか重量が微妙に優れているだけで、機能的にはほとんど同じ。それでもTranya NovaとEarFun Air Pro 3のどちらかを選べと言われたら、個人的にはTranya Novaの方が好き。
スペック表の対応機能が一緒でも、マルチポイントの切り替え速度がTranya Novaの方が早かったり、音質が良かったり、ケースがコンパクトだったりと普段使いした時の満足度が高い。
というわけでこの先は、見た目や実際の使用感をレビューしていく。
Tranya Novaの外観
まずはTranya Novaの外観を見ていく。Tranyaのイヤホンは初めてなんだけど、パッケージはめちゃくちゃシンプル。地味に箱の工作精度が高くて、箱を外すのが大変なレベルでしっかりハマっていた。
内容物は本体とケース、イヤーピース、USB-Cケーブル、説明書。
Tranya Novaのケース正面。形状はネイビー色のAirPods Proといった感じで、真ん中にはLEDランプが付いている。
ケース裏にはTranyaのロゴがある。ケースはテカテカ塗装なので、夏は手の汗・冬はハンドクリームの油分が目立つこと間違いなし。
ケース下部には充電用のUSB-C端子が付いているが、それ以外の面は何もない。マジでAirPods Proの色違いに見える。
ケース裏面のボタンはペアリングボタンで、これもAirPods Proと同じ。Tranyaロゴが主張抑えめでいい。
ちなみに充電はUSB-Cだけでなくワイヤレス充電にも対応している。
ケースを開けるとこんな感じ。
左側の画像をタップして拡大してもらえればわかるけど、地味にケース内部にはL/Rの表記がある。
ケースから取り出すとこんな感じ。しつこいようだけど、マジで見た目はAirPods Proの色違い。
イヤホンの側面はメタリックっぽい仕上げになっており、見た目はそこそこいい
この辺りの形状もAirPods ProをTPP=徹底的にパクるを実践しているので、装着感良好。
側面のメタリックっぽいところ以外はテカテカ仕様になっている。
手持ちのサイズ感はこんな感じ。Tranya Novaとのスペック比較に出したAirPods Pro・EarFun Air Pro 3と並べて撮ったサイズの違いは以下。
イヤホン本体・ケースサイズは、業界でもトップクラスに小さいAirPods Proに比べると若干大きい。
が、同価格帯でゴリゴリ競合のEarFun Air Pro 3と比べるとサイズは明らかに小さく、普段ポケットに入れる人でも持ち運びしやすい。
Tranya Novaのメリット
Tranya Novaの価格が安いとか便利機能がモリモリとかはスペック表で確認したけど、重要なのは実際の使い心地。スペック表がいくら良くても使用感が悪ければ意味がない。
実際にTranya Novaを1ヶ月使ってみて俺が思った強みは以下。
もうすべてを褒めてる感じになっちゃってるけど、この値段でこんなにクオリティの高いイヤホンが出てきたことはマジですごい。といってもそれだけじゃ伝わらないので、それぞれ具体的にどういいか解説していく。
1万円以下のイヤホンにしては音質がいい【音質評価表あり】
1万円以下のイヤホンだと、音質一本槍で戦えるほどの高音質追求をパーツ予算的にも、研究予算的にもできない。なのでチップや対応部品を積めば完結するマルチポイント、ワイヤレス充電などの便利機能に対応してセールスポイントを増やそうとするんだ。
その結果「機能性は異常に高い音質の悪いゴミ」が市場に量産されまくっている。
だけどTranya Novaは違う。便利機能はしっかり搭載しつつも、1万円以下とは思えないレベルで音質がいい。ぶっちゃけAirPods Proに肉薄するレベル。
そんなTranya Novaの具体的な音質は以下のとおり。
Tranya Novaの音質評価
総評:高音より低音強めのドンシャリ設定なので、得意ジャンルはEDMやロック。1万円以下の価格帯では音質トップクラスで、ノリよく・楽しく聴く音楽に強い。ただしイコライザの「バランス」を必ずONにすること。
得意ジャンル
- EDM
- ロック
- アニソン
Tranya Novaの音質はマジで優秀。1万円以下なら音質・使いやすさ・値段が突出していいので、自信を持ってオススメできる。
ただし、Tranya Novaを買ったら必ずアプリをインストールしてイコライザ設定をしてほしい。イコライザ設定をするとめちゃくちゃ音質が大化けするんだけど、購入したばかりの設定だと買ったことを後悔するレベルのクソチューニングになっているので注意。
イコライザを開くとプリセットが4つ用意されているので好みで選べばいいけど、上の画像で選択されている「バランス」を選択しておけばとりあえず間違いない。
このチューニングがめちゃくちゃ良くて、しっかりドラムやベースの音が聴こえながら、ボーカルの声が全面に出るようになっており、ノリノリで音楽視聴できる。
Tranyaは絶対に「バランス」を初期設定として販売した方がいい。
ノイズキャンセリング性能は初代AirPods Pro以上
Tranya Novaを使ってまず驚いたのはノイキャン性能がめちゃくちゃ良いこと。5,000〜10,000円くらいのイヤホンだと「ノイズキャンセリング対応!」とか言っていても、いざ使ってみると「全然効いてねぇじゃん!」みたいなことが普通に発生する。
そんな中でTranya Novaのノイズキャンセリングは、1世代前に3万円台で売られていたハイエンドイヤホンと遜色なく効く。
俺がずーっと愛用してきた初代AirPods Proを上回るレベル。
といってもよく分かりにくいと思うので、具体的な使用シーンで比較すると以下のとおり。
総評:ノイズキャンセルは初代AirPods Proを上回るレベル。低価格帯なのに超優秀
- 電車内で音楽再生しない状態だと、自動アナウンスで次の駅がどこかはわかる程度には聞こえる
- 激し目の曲を聴いていると地下鉄であっても走行音すら聞こえない
- 静かな曲だと走行音や何を言っているかわからない程度にアナウンスの声が聞こえる
- 外で歩行中に使うと車の走行音は聞こえない
- 静かな室内なら音楽再生しなくても、エアコンやパソコンのファン音などの環境ノイズは聞こえない
- 無音時のホワイトノイズは小さく気にならない
だいたいこんな感じ。同時期に発売したSONY WF-1000XM5みたいな4万円のハイエンドイヤホンと比べると流石に負けるけど、実売8,000円台でこのノイキャン性能+その他の便利機能モリモリなのはマジで破格すぎる。
しかも最新ハイエンドに負けるといっても、音楽再生してしまえばTranya Novaのノイキャン性能で周りの音はほぼ聞こえなくなる。音楽再生なし・ノイキャンONで耳栓代わりに使う人や静かめの音楽が好きな人以外は満足できる。
この価格で1世代前のノイズキャン性能TOP勢とタメ張れるイヤホンが出るとは、技術の進化がマジですごい。
マルチポイントが爆速でデバイス間の切り替えストレスゼロ
2021年くらいまでは高級イヤホンくらいしか対応していなかったマルチポイントなんだけど、Tranya Novaが発売になった2023年では1万円以下クラスのイヤホンにもかなり普及してきた。
もちろんTranya Novaもマルチポイントに対応しており、あるのと無いのとでは日常使いのストレスが段違い。
マルチポイントとは2台のデバイスに「同時接続」できる機能。
デバイスAと接続中にデバイスBで音楽再生したい時は、デバイスBの再生ボタンを押すと接続先が自動で変わる。つまり接続先を手動で切り替える一手間がなくなる。
また、デバイスAで音楽再生中に、デバイスBに着信があった場合もデバイスBに接続先が自動で変わる。
スマホ1台でしか使わない人には関係ないけど、スマホ+パソコンとかスマホ2台持ちする人にとって、マルチポイントは必須の機能。実際に俺は以下のような場面でシームレスの良さを実感している。
- パソコンで音楽を聴きながら作業中に、スマホにきた電話をそのまま取る
- スマホで音楽を聴きながら通勤し、会社についたらパソコンでオンライン朝礼
- パソコンで音楽を聴きながら仕事をして、昼休みになったらスマホでYouTube再生
こう書き出して見ると大したことないように見えるけど、こういう日常の動作だからこそシームレスになったときのストレスのなさがデカい。
もはや一度マルチポイントに慣れてしまうと、いちいち接続先切り替えをするのとか考えられなくなる。
このマルチポイントに対応しているだけでも嬉しいんだけど、Tranya Novaのマルチポイント切り替えが爆速なのが最高。
イヤホンによっては切り替えの精度が良くなかったり、切り替えされるのに2秒くらいかかるイヤホンもある中でこれだけ早いと、デバイス同士の移動を意識することなく行えるのでホントにストレスなく使えるのがいい。
やっぱり装着感はうどん型がイチバン
Tranya Novaはジャンルとしてはカナル型イヤホンで、AirPods Proと同じ耳からハミ出る通称「うどん」と呼ばれるステムがついている。
AirPodsシリーズで色々な意味で一世を風靡したうどん形状は、ワイヤレスイヤホンの一つの到達点の形だと俺は思っている。というのも見た目はともかく「プロダクトとしての使いやすさ」で見れば超合理的。
まず、ステムが伸びている分イヤホンをつまみやすく、装着がカンタン。その上、耳から伸びたステム部分にバッテリーやマイクを逃すことができるのでハウジング部分が小さく耳への収まりがいい……といってもイマイチ分かりにくいだろうから以下の画像を見てほしい。
これはSONYのフラッグシップイヤホンWF-1000XM4の装着画像。このようにステムがないタイプだと、耳から見えるハウジングに全てを集約しなくてはならないためボディが大きくなりがち。その結果、耳穴周辺に干渉して装着感が悪くなりやすい。
対してTranya Novaはこんな感じ。耳穴周辺に詰め込む必要がないのでだいぶスッキリしている。あと改めてだけど、ステムが伸びている分普段の装着はしやすい。
発表当初が「ダセェ」「うどん」などとボロクソに叩かれながらも、あのApple採用した形状なだけはある。
ただTranya Novaはステム部をつまんで曲飛ばしができず、イヤホン側面のタッチ操作オンリーになのはちょっと残念。
タッチ操作に比べるとつまんでの操作は圧倒的に使いやすいので、Tranya Nova 2での進化に期待したい。頑張れTranya。
この性能で実売価格は驚きの8,000円台
Tranya Novaは音質ヨシ、ノイキャンヨシ、マルチポイントも爆速ヨシの上に装着感もヨシと「ヨシヨシ尽くし」。こうなると「お値段高いんでしょ?」って思うかもしれないけど、価格は驚きの実売8,000円台なんだ。
ワイヤレスイヤホンのインフレがやばくてミドルクラスは2万円台、ハイエンドは4万円が当たり前になりつつある中で、この低価格でこの機能はめちゃくちゃ嬉しい。
同じ価格帯のハイコスパイヤホンというと、SOUNDPEATS Capsule3 ProやEarFun Air Pro 3があるんだけど、Tranya Novaはそれらよりもさらに1枚上の仕上がりになっている。
いまのワイヤレスイヤホン市場で考えられる便利機能は装着検知以外すべてついているし、音質もそこそこいいのでコスパ重視で探しているならとりあえずこれを買っておけば間違いない。
Tranya Novaのデメリット
メリットだけ見るともはやカンペキな出来栄えのTranya Novaだけど、使い込んでみるともちろん「ここ微妙やな」っていうところが出てくる。
そんなTranya Novaの改善してほしいところは以下。
どれも致命的なデメリットではないんだけど、日常的に小さいイラっとが溜まっていく系のもの。それぞれ詳しく解説していく。
ケースからイヤホンを取り出して装着するまでの動線が微妙
イヤホンを使うにあたって音楽を聴くワクワク感も大切ではあるけど、それと同じくらい大事なのが「いかにストレスなく日常で使えるか」。
その観点からみるとTranya Novaは装着した後の体験は最高なんだけど、その前段階はイヤホンをケースから取り出しにくく、耳に装着するまでの動線も悪い。
これはイヤホンを取り出す時の画像何だけど、左のTranya Novaは耳と接する面がケースの奥側なのに対して、右のAirPods Proはケースの手前側に耳の設置面がきている。この手前が設置面になっているのが超重要。
というのも、耳との設置面が奥にあるせいでイヤホン装着に+αのワンアクションが必要になってしまうんだ。
- Tranya Nova:①イヤホンを取り出す → ②向きを変える → ③耳に装着する
- AirPods Pro:①イヤホン取り出す → ②そのまま耳に装着する
この「向きを変える一手間」は文字で見るだけだと大した手間ではない。だけど実際にやってみるとスムーズに装着できないのが小さなストレスが積み重なる。
俺が何製品もレビューしているSOUNDPEATSのイヤホンも軒並みこの取り出しにくい方式を採用していて不思議なんだけど、次回製品ではぜひ改善してほしい。
ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替えが面倒
Tranya Novaのノイズキャンセリング性能が高くて、初代AirPods Proや2万円台の現行ミドルクラスに匹敵するとは話したんだけど、ノイズキャンセリングモードの切り替えが正直微妙。
ちょっと文章で説明するのが難しいので、以下のモード切り替え順の図を見てほしい。
Tranya Novaには①外音取込み、②ノーマル、③ノイズキャンセルの3つのモードがあって、初期設定では左イヤホンを長押しすることで順番にモードが切り替わっていく。
ここで邪魔になるのがノーマルモード。ノイキャンイヤホンを使っている人のほとんどが、常時ノイキャンONでちょっと何か聞きたいことがあったら外音取込みモードにして、ノーマルモードは使っていないことが多いと思う。
そういったユーザーに配慮してアプリで設定変更できるイヤホンもあるが、Tranya Novaはノーマルモードをスキップする設定がない。
外音取り込みを積極的に使う人にとっては、モード切り替えのたびにムダな長押し1.5秒が発生しストレスが溜まるので注意が必要。これはソフトウェアで解決できる話なので、Tranyaにはぜひアプリをアップデートしてほしい。
タッチ部分の感度が高すぎて、誤操作が頻発する【解決設定公開】
タッチセンサーの感度がいいのは普通ならメリットなんだけど、Tranya Novaは感度がよすぎて逆にデメリットになってしまっている。
というのも、Tranya Novaのタッチセンサーに軽くでも手が触れてしまうとタッチ判定になってしまい、デフォルト設定だと視聴中のコンテンツがいちいち再生停止してしまうんだ。
髪を耳にかけるときや不意に手が当たったタイミングとかで再生停止するし、あとはイヤホンを外す時に長押し判定になってしまい、いつの間にかノイキャンOFFで外音取り込みモードになっていることもある。ストレス。
ただ対処法があるので安心してほしい。上の画像はデフォルト設定のスクリーンショットなんだけど、タップと長押しの操作を変えるだけで回避できる。
赤枠で囲った3ヶ所が設定変更したところ。シングルタップには誤タップしても影響が少ない音量コントロールを割り当て、代わりにイヤホンを外すときに検知されがちな長押し操作に一時停止/再生を割り当てることで、どうせ誤検知で停止してもいいようにした。
そして誤った操作をすることがないトリプルタップにノイズキャンセリングモード変更を設定すれば、もうカンペキ。
この設定に変更してからは誤タップしても音楽視聴にほぼ影響がなくなったので、Tranya Novaを快適に使えるようになった。
まとめ:実売8,000円でハイエンドに迫る出来栄え
ここまでTranya Novaのメリット・デメリットを見てきた。改めてまとめると以下のとおり。
Tranya Novaはノイズキャンセリング、マルチポイント、ワイヤレス充電対応+考えうる便利機能は、装着検知以外はすべて搭載している。
それでいて1万円以下のイヤホンは音質までは追求できていないモノばかりのなか、音質までイイからすごい。デメリットはもちろんあるけど、クリティカルなデメリットはぶっちゃけない。
このブログで★5評価をつけるのは機能・価格の両面で、俺が心の底からオススメできると思った時だけだからあまり付けない評価なんだけど、Tranya Novaは久々に★5評価をつけてもいいかなと思えた。
もし俺がいま完全ワイヤレスイヤホンの購入相談を受けたら答えはカンタン。4万円払えるならハイエンドを買え。そうじゃないならTranya Novaを買え。以上。
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